皆さんは広告選びで迷われたことはないでしょうか。
自社の商品をどんな媒体で広告を打つべきか、効果が高いのかが分からない。
そんな方に広告媒体の選び方をわかりやすく3ステップでまとめさせていただきました。
「自社にぴったりの広告媒体を知りたい!」という方はこちらのページを参考にしてください。
目次
ステップ① 目的・目標を明確にする
Web広告を出稿する上で、まずは目的と目標を明確にすることを推奨しています。
理由としては、Web広告は広告配信の成果が数値化できるというメリットがある反面、その数値が数多く存在するため、どの数値を参照し改善していけば良いか迷走してしまうことがよくあります。
例)成果数値
・購入や問い合わせなどの成約数
・広告の閲覧数
・広告のクリック数
そこで目的・目標をしっかりと立てることで、その目的・目標に対してどの数値を重要視し、何を改善すべきかが明確化しやすくなります。
例)弁護士事務所の場合
目的:新規の問い合わせを増加させるために広告を配信する
目標:月に50件の新規問い合わせ、1件獲得にかかるコストは10,000円まで
例のように目的と目標を明確にすることで、次のように考えることができます。
・先月は目標-20件の問い合わせ数であった
・その差分を埋めるためには広告予算アップ、広告内容の改善などが挙げられる
・1件獲得にかかるコストは10,000円までの目標があるため追加予算は困難
・広告内容の改善に加え、広告媒体の見直しを検討を実施する このように、目的と目標を明確化することで軸からブレない改善策を考え出すことができます。
目的・目標例
一般的に広告出稿では以下のような目的・目標が設定されることが多いです。
Webサイトからの購入、申込、問い合わせ件数アップ
商品の購入、申込・問い合わせなどがマーティングのゴールです。 それらの件数をアップしていくために、CV数(成約数)やCVR(成約率)、CPA(獲得単価)などを重要指標としてKPIに設定します。これらは1件の成約獲得にかかる費用対効果と獲得数のバランスを見ながら調整していく必要があります。
認知拡大
新商品の告知や、既存の商品を多くのユーザーに知ってもらいたい場合に有効です。 広告の表示回数やクリック数などが重要指標としてKPIになります。 ポイントとしてはできるだけ多くのユーザーに届けるために運用改善を行うことです。
ブランディング強化
ブランディングは、主に大企業などで活用されるケースが多く、数値としては計測しづらい傾向にあります。 企業やサービスの認知度を高めながらも、ブランドイメージを損なわないように認知を拡大させることが重要なポイントとなります。 まずは、上記の例を参考に広告の配信目的を設定することが重要です。
ステップ② 各広告媒体の特徴を理解する
次に、各広告媒体の特徴を理解することが重要です。広告媒体には様々な種類がありますが、それぞれ強み弱みは異なります。各広告媒体を正しく理解し、自社の製品・サービスに最適な広告媒体を選びましょう。 広告媒体は大きく分けて、以下の4つが挙げられます。
リスティング広告
リスティング広告は、ユーザーがGoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索したキーワードに対応して、広告を配信することができます。ユーザー自ら検索を行っているため、興味関心が高い顕在層に向けて広告を打つことができます。そのため、商品やサービスに納得をすると、そのまま購入やお申込みに繋がりやすい傾向にあります。「WEBサイトからの購入、申込、問い合わせ件数アップ」を目的・目標としている企業に効果的な媒体です。
ディスプレイ広告
Webサイトやブログなどの広告枠に掲載する広告です。主に潜在層や多くのユーザーへ向けて「認知拡大」「ブランディングの強化」を目的としている企業に効果的な媒体です。
SNS広告
TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSに掲載する広告のことです。 Facebook・Instagram広告の特徴は個人のターゲティングの精度が高いということです。理由としてはFacebook・Instagramに登録されているユーザー情報を基にターゲティングを行っているため、ターゲティングの精度が高くなります。例えば、性別や年齢層、居住地域など様々な要素を特定してユーザーに広告を配信することができ、幅広いジャンルに適しています。「認知拡大」「WEBサイトからの購入、申込、問い合わせ件数アップ」を目的としている企業に効果的な媒体です。 Twitter広告はリツイート機能により拡散されやすく、多くのユーザーの認知に繋がりやすい傾向にあります。主に「認知拡大」を目的としている企業様に効果的な媒体です。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は、アフィリエイターと呼ばれる媒体主のWebサイトやブログに広告を掲載してもらう広告です。アフィリエイト広告は基本的に成果に結びついたら費用を払うという成果報酬型が一般的です。そのため、費用対効果は高く、多くの成約に結びつく可能性もあります。
ステップ③ 広告媒体を選定する
ステップ①②で、Web広告のさまざまな種類・特徴を説明してきました。それらを踏まえ、ターゲットを明確にし、自社にあった広告媒体を選定していくことが重要です。
例)スクラブ入り洗顔
目的 :新規の顧客獲得を増加させるために広告を配信する
目標 :月に1,000個の新規販売、1件獲得にかかるコストは500円まで
ターゲット:お肌の角栓が気になっている20〜30代男性
選定媒体 :Googleのリスティング広告
理由 :リスティング広告では顕在層へのアプローチが有効なため、「洗顔 角栓 メンズケア」などの検索をしたユーザーに対し、自社商品の効果がわかりやすいランディングページを配信するのが有効であると結論づけた
まとめ
いかがだったでしょうか。
ステップ①〜③までを実践することで、貴社の商品・サービスに合った広告媒体がお分かりいただけたかと思います。
広告媒体はとても早いスピードで進化し続けています。また、同様に”人”の広告に対する反応も日々変わるものです。例えば、Twitter広告もリリース当初は多くの人の目に留まり、効果は絶大でした。しかし、その広告を見慣れたユーザー達は「広告」と理解した瞬間にその場から離れるようになり、効果も縮小傾向にあります。
大切なのは、”今”自社の商品を販売するなら、どの広告媒体が適切なのかということです。
広告を検討する際は必ず、最新の情報を取得の上、ご検討いただくことをおすすめしております。 今後のご活躍を切に願っています。