せっかく制作したランディングページの効果が思うように現れず、コンバージョン率が低いままだけれど、原因がわからないというのはよく聞かれる声です。ここでは、コンバージョン率が低迷している場合に隠れている要因でよくある例をご紹介します。

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時期的な問題

商材によっては、売行と季節が関係している場合があります。例えば脱毛サロンであれば、夏を控えた春から夏にかけてが繁忙期となりますが、これはもちろんこの季節にユーザーニーズが高まるからです。このような季節商品を扱う場合には、季節に応じてランディングページのバージョンを変更することが解決策になる場合もあるでしょう。

夏には正攻法の訴求で構いませんが、冬場には「冬場にムダ毛のお手入れを油断していて困るケース」などの訴求ポイントを入れたページに差し替えれば、コンバージョン率にも変化が見られるかもしれません。年間を通じて需要がある商材であっても、季節ごとに必要なシーンやユーザー層が異なることがあるため、ページの方向性よく検討することも大切です。

競合の方が有利な訴求を打ち出している

ランディングページは購買や申し込みを前提とした広告ページです。それをわかった上で読み進めるユーザーは、購入する意欲があるということです。しかし、同時に多くのユーザーは、もっと他に良いメーカーや商品がないかを、目を皿のようにしてネットで探しています。商品単価が高ければ高いほど慎重になるため、この傾向は強まります。

ページをざっと読んで競合に遷移され、比較されて負けた場合はそこで終了です。競合他社に遷移される前に競り勝つには、ランディングページ内で比較・検討してもらうというのも有効です。競合他社と自社製品の比較を一覧表で示し、自社の優位点を強烈に訴求していれば、離脱する前にコンバージョンにつながる可能性は高まるでしょう。

事前の市場調査を怠らず、競合のランディングページや比較の示し方を研究することが必要です。なお、競合の実名は伏せ「A社・B社」などと表現しましょう(検索されてしまったらアウトです!)。

広告のターゲティングが不十分

ランディングページの流入経路である広告のアクセス解析を行った時、ランディングページ制作時にターゲットユーザーとして設定したペルソナと全く違うユーザー層が多く訪問していたら、ターゲティング不足を疑いましょう。

例えを極端な例でご紹介しますと、ランディングページでは女性向けの商材を宣伝しているのに、集まってくる客層が男性ばかりであれば、当然コンバージョンは低くなるというもの。

広告はランディングページを意識して打つことが必要ですし、広告の集客が多いのにコンバージョンが悪いケースではランディングページが悪い可能性もあるので、その場合は一刻も早くLPOを実践すべきです。

ユーザー目線の訴求ができていない

時間をかけずに仕上げたランディングページにありがちなミスですが、ペルソナの分析が不十分であると、ユーザー心理に訴求できず離脱されてしまう可能性が高まります。悩みにコミットしていない表現やニーズを汲み取れていないコンテンツを掲載しても、ユーザーの心をつかむことはできません。

ランディングページに着地してくれるほとんどのユーザーは何かに悩み、解決策を求めています。その背景や経緯をしっかりと分析し、またページを読み進める中での心の推移にも気を配って今一度ユーザー目線のサイトとなるよう、最適化を急ぎましょう!

まとめ

以上、コンバージョン率が低い4つの要因です。

コンバージョンが上がらない時は、あなたのLPがどんな状況にあるか一度足を止めて確認するようにしましょう。