皆さんは「なんとなく売れそうだから」「これさえやれば大丈夫そう」そんな理由でLPに興味を持っていませんか?

こちらの記事ではLP制作業者だからこそ分かる、LPのメリット・デメリットをご紹介していきます。

実はLPには多くのデメリットもあります。それらを知った上で、堅実なLP制作に着手していただければと思います。

※LPに関する解説はこちらでご確認いただけます

ランディングページ(LP)とは?超わかりやすく解説

 

 

目次

LPのメリット

LPのメリットは、主に以下3つが挙げられます。

 

1.訴求力が高い

LPは、通常のWebサイトとは異なり、一つの商品・サービスの紹介に特化したページを作ります。そうすることで他へ意識が分散することなく、紹介している商品に集中させることができます。

また、LPはデザイン自由度が高いため、あらゆる配色やフォント、写真、図でわかりやすく訴求することができます。
※アメリカの国立訓練研究所の実験結果で、「文字」だけのコンテンツよりも、「写真や図」が盛り込まれたコンテンツの方が、2倍以上記憶に残りやすいと発表されています

したがって、商品・サービスの訴求ポイントを、ユーザーの感情に刺さりやすい配色やフォント、写真、図でデザインすることで、直感的に良い印象を与えることができます。

そのため、LPは通常のWebページよりもコンバージョンしやすくなります。

 

 

2.理想の情報提供ができる

理想の情報提供とは「AIDMA(アイドマ)」の行動モデルのことです。
※他にも行動モデルは存在しますが、ここでは「AIDMA」でご紹介します
AIDMAでは、下記のような行動プロセスを辿ります。

  • ttention:認知
  •  I nterest:興味・関心
  • esire:欲求
  • emory:記憶
  • ction:行動

例)化粧品のLP
(認知):第一印象 → ファーストビュー
 I  (興味・関心):メリット訴求 → 特徴アピール
(欲求):悩みの共感・問題解決 → ビフォーアフター
(記憶):安心・信頼 → お客様の声
(行動):コンバージョン → 商品購入

LPはデザイン自由度が高いため、AIDMAのような行動モデルに沿って効果的な情報提供ができます。このような理想とされる順番で情報を提供することで、コンバージョン率の向上を狙えます。

 

離脱率が低い

Webサイトではサイト内の回遊率を上げるために、各ページで提供する情報に余白を残し、別ページに誘導します。しかし、全てのユーザーがその誘導に従うわけではなく、一定数のユーザーはページ移動せずにサイトから離脱してしまいます。

ランディングページは、回遊の必要がない単ページであるため、無駄なページ移動が発生しません。そのため、通常のWebページよりもコンバージョン率が高くなりやすいのです。

 

 

LPのデメリット

LPのデメリットは、主に以下5つが挙げられます。

 

1.直帰率が高い

最大のデメリットは直帰率が高いことです。直帰率とは、最初にアクセスしたページしか見ずにユーザーがホームページを離脱する割合のことです。

LPでは、購入や問い合わせなどの、コンバージョンに直結するページ以外のリンクは排除されているのが一般的です。

よって、他の関連ページなどに訪問ユーザーが回遊できず、直帰率が高くなってしまいます。

 

2.手間がかかる

LPを効果的に機能させるには、商品・サービスについての理解が深い社員が直接原稿を作成するか、
もしくは、それらのスタッフへのインタビューをもとに原稿を作成する必要があります。

いずれにせよ、訪問ユーザーのアクションを誘発させるように、通常のページよりも原稿を練りこんで作らなければなりません。

また、LPには効果的なパターンがあります。自分でLPのパターンを勉強し、ゼロの状態から作り上げるのは、かなりの手間がかかります。

 

3.制作コストが高い

LPの制作費用は1ページあたり10万~40万程度が相場です。また、スマートフォン閲覧に最適化したLPを作る場合には、さらに追加料金を求められます。

 

4.制作業者の質

LP制作の業者は数多く存在しますが、その多くが「格好いいデザイン」をつくります。

「格好いいならいいじゃん」

そう思われがちですが、LPはどれだけ格好いいデザインでも、商品・サービスは売れません。

LP制作で最も大切なのは「売れるデザイン」かどうかということです。その業者が果たして「格好いい」ではなく「売れる」デザインの作り手なのか、ここの判断が非常に難しいです。

※業者選びのポイントは別の記事で紹介しています

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

こちらでは、メリット・デメリットのみを凝縮してお伝えいたしました。

LPに着手する際はメリットだけをみて突き進むのではなく、デメリットを理解した上で、冷静に業者選びをする必要があります。

ご活躍の一助となれます幸いにございます。